前回は「算数実践43〜問題 10(3)(図形)辺の比と面積〜」の話でした。
(3)の小さな部分の面積を求めるのに、(1)から考えましょう。
目次
問題 10(再掲載)


(1)から考えてみよう:解法A
まず(1)で求めた面積38と、そのプロセスで求めた比を確認しましょう。

求める黄色い部分は(1)の面積の一部ですね。
三角形同士の面積比ですから、二つの辺の比が分かれば計算できます。
ここで、今度は(2)のプロセスを見直しましょう。

必要な「二つの比」のうち、HJ : JCは分かっていますね。
ちょっと小さい部分の面積を求める問題で「どこの比が必要かな?」と考えましょう。
すぐにそれを求めようとするのではなく、「今まで考えて、求めた比で使える比はないかな」と考えてみましょう。
どの辺の比が分かれば良いか?
ここまで整理できると、あとはどの辺の比が分かれば良いでしょうか?
少し考えてみましょう。

下図のように点に名前をつけると、LN : NHが分かれば求まりそうですね。
記号の振り方は、解答に合わせる必要がなく、「自分なり」で良いです。
自分で、必要そうな記号を自由に置いてみて、考えてみましょう。

相似形を考えて、LN : NHを求めるために、手で描いて色々と試行錯誤してみましょう。
なかなか相似形が見つかりにくいかもしれませんが、間違っても良いので考えてみましょう。
ちょっと考えてみて「あ〜ダメだ。分からないや」と諦めて、答えを見るではなく、考えてみて思考力をつけましょう。
次回は、LN : NHを求めてみます。