中学受験生と小学校 2〜「行きたくない」と感じる時・嫌いな先生(教師・担任)がいる時・受験生の子達のストレス・親の取るべき対応〜|中学受験

前回は「 中学受験生と小学校 1〜小学校の先生(教師)との関係・子どもと「合わない」先生がいる時〜」の話でした。

目次

中学受験を全否定する先生・教師・担任:「中学受験をする子」と「しない子」

武蔵中学・高校の校舎(新教育紀行)

もう30年以上前になりますが、僕が小学校6年生の時には、小学校に困った先生・教師がいました。

そういう先生とっては、

中学受験、
完全かつ全否定!

であります。

その理由の一つは、

中学受験生には、
問題児が多い!

勉強ばっかりしているから、
こういう問題児になる!

だから、中学受験は
いらない!

という「本人なりの三段論法」があるようです。

これは、本人に聞いたわけではありませんが、後で考えると「そうとしか考えられない」のです。

そもそも、中学受験を「する」「しない」は、それぞれの子・家庭の自由です。

「どちらが良い」か「どちらが悪い」かという議論自体が成立しないことです。

ある方にとっては、

中学受験なんかより、
もっと小さな子は遊ぶべき!

かもしれませんし、他の方にとっては、

小さい頃から、勉学に励んで
良い学校(その方にとって)に行くのは良いこと!

と考える方もいます。

これは、

自民党が
最も頼りになる!

という方がいたり、

いやいや自民党なんか
全然ダメだから、立憲民主党だろう!

という方がいる様に、「それぞれの方・家庭の考え方」に過ぎないはずの「中学受験」に対する姿勢。

こういう「姿勢に対して良し悪し」を小学校の教員・先生がすることは、言論統制に近い異常事態です。

そして、それは「小学校ではあってはならないこと」でしょう。

受験生の子達のストレス

新教育紀行
運動会(新教育紀行)

そして、3クラスある6年生の時に、同じ学年の別クラスの「中学受験全否定」派のU先生。

すでに5年生の頃から、問題児の萌芽を出し始めていた(そんな「萌芽」はない方がよいのですが)僕。

実際、このU先生が言う通り、

中学受験生には、
問題児が多い!

である「傾向はある」と僕は思います。

これは、統計に基づく話ではなく、「僕の感覚であり、30年前と今は違う」でしょう。

そのため、現在「中学受験生に問題児が多い」かどうかは不明です。

小学校5年生までは、塾は週に一回日曜日だけでした。

その後、少しずつ増えて、週3日ほど塾に行っていた時期もありました。

そして、ほぼ毎週テストがあり、さらに模試まである状況の受験勉強。

この人生が「大いなるストレスだった」ことが原因で、僕は多少、問題児だったのでした。

小学生〜大学生は、
勉強するのが仕事!

という考え方もあるでしょうが、もし大人の方が、

毎週TOEICを受けてもらい、
成績が給与に反映されます。

という人生であったならば、誰でも嫌になるのではないでしょうか。

委員会で当たった「苦手な」先生・教師

とにかく、別のクラス担任(5,6年生共通)U先生から目をつけられます。

〜君(僕のこと)、
何やってるの!

当然、小学生だった僕にとってU先生は、

ちょっと苦手で、
嫌いな先生・・・

となります。

悪いことに6年生の時のある委員会に所属した際、そのU先生が担当となります。

まずい!

と思っても後の祭り。

担任は事前に決まっているでしょうが、後で発表されるので知らなかったし、知る術もありません。

担当の先生はもう一人いて、このK先生は僕が3,4年生の時の担任の先生。

僕のことをよく知ってくれています。

その委員会では僕が委員長に立候補して、無事に委員長になりました。

「目立ちたがり屋」と言うわけでもなく、「なんとなく頑張ってみたかった」僕。

委員長として、
頑張るぞ!

せっかくなったので、僕なりに色々と新たな試みをしてみます。

K先生は僕のことを知っているから、「新たな試み」がうまくいけば褒めてくれます。

〜君(僕のこと)、
がんばったね!

失敗しても援護してくれます。

一生懸命、
トライしたね。

ところが、失敗しようものならU先生は、大変!猛烈な勢いで僕に当たってきます。

〜君(僕のこと)、
ダメじゃないの!

こんなことだから、
中学受験なんか、しない方が良い!

みたいな感じです。

「嫌いな先生・教師」と嫌になってしまう子ども:親の取るべき対応

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「新しいこと」を実行して、「全てが上手くいく可能性」は理論的には、ほぼ0%です。

このことは、正常な大人ならば、わかるはずです。

ところが、そんなことU先生には関係ありません。

だから、
何やってるの!!

そもそも、僕は「目をつけられている」のです。

この先生、
嫌い・・・

と思ったところで、子ども心に怖くて、

そんなに
怒らなくても、いいじゃん・・・

と悲しくなります。

こういうU先生のような方は、後の僕から見ると「ただの有害無益な存在」でしかないのです。

本人が「中学受験=悪」という信念(?)を持っている以上、理解し合うことは不可能です。

まして、小学生にとって、先生というのは「成績をつける」という極めて強い権限を持っている存在。

この権限は、小学生の子どもにとっては、これ以上ない強権を持つ人物です。

太刀打ちは不可能です。

こういう先生は、「全くいないこと」を願います。

ただし、「全くいない」というのは難しいのが現実でしょう。

もし少しでも「中学受験=悪」と思っている先生がいらしたら、ぜひご再考頂きたいです。

中学受験生の子ども達は、大変なのです。

そして、中学受験をすることは、その家庭の「価値観」なのです。

「それだけのこと」なのです。

そして「中学受験をせずに、子どもを伸び伸びと育てる」という考えもまた正しいのです。

それは、ある先生や家庭の「価値観」に過ぎないのです。

また、小学生の親の方々へ。

親も子どもが万が一、小学校でちょっとヤンチャをおこしていらしたら、あまり怒らないで欲しいと思います。

その「異常な気苦労」を察してあげて欲しい。

仮に子どもが「毎週テスト・試験を受けている」状況だとします。

大人になるとペーパーテストとは縁遠くなりますが、「毎週テスト」は「誰でも嫌」です。

そう、
なんで「毎週テスト」なの?

怒られては、子どもは逃げ場所がなくなってしまいます。

「内申書(調査書)」が必要な学校もありますから、子どもがヤンチャしすぎた時は、親は怒らずに

あまり
やり過ぎないのよ。

「適度に上手く過ごすように」諭してあげるのが良いでしょう。

そして、

あなたが頑張っているのは、
分かっているから・・・

と「すでに頑張っている」子ども達を褒めてあげましょう。

すると、子ども達の精神も安定して、成績も良くなるでしょう。

新教育紀行

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