前回は「 中学受験生と小学校 1〜小学校の先生(教師)との関係・子どもと「合わない」先生がいる時〜」の話でした。
中学受験を全否定する先生・教師・担任:「中学受験をする子」と「しない子」
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もう30年以上前になりますが、僕が小学校6年生の時には、小学校に困った先生・教師がいました。
そういう先生とっては、
中学受験、
完全かつ全否定!
であります。
その理由の一つは、
中学受験生には、
問題児が多い!
勉強ばっかりしているから、
こういう問題児になる!
だから、中学受験は
いらない!
という「本人なりの三段論法」があるようです。
これは、本人に聞いたわけではありませんが、後で考えると「そうとしか考えられない」のです。
そもそも、中学受験を「する」「しない」は、それぞれの子・家庭の自由です。
「どちらが良い」か「どちらが悪い」かという議論自体が成立しないことです。
ある方にとっては、
中学受験なんかより、
もっと小さな子は遊ぶべき!
かもしれませんし、他の方にとっては、
小さい頃から、勉学に励んで
良い学校(その方にとって)に行くのは良いこと!
と考える方もいます。
これは、
自民党が
最も頼りになる!
という方がいたり、
いやいや自民党なんか
全然ダメだから、立憲民主党だろう!
という方がいる様に、「それぞれの方・家庭の考え方」に過ぎないはずの「中学受験」に対する姿勢。
こういう「姿勢に対して良し悪し」を小学校の教員・先生がすることは、言論統制に近い異常事態です。
そして、それは「小学校ではあってはならないこと」でしょう。
受験生の子達のストレス
![新教育紀行](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/231028Haruki_SD243m.jpg)
そして、3クラスある6年生の時に、同じ学年の別クラスの「中学受験全否定」派のU先生。
すでに5年生の頃から、問題児の萌芽を出し始めていた(そんな「萌芽」はない方がよいのですが)僕。
実際、このU先生が言う通り、
中学受験生には、
問題児が多い!
である「傾向はある」と僕は思います。
これは、統計に基づく話ではなく、「僕の感覚であり、30年前と今は違う」でしょう。
そのため、現在「中学受験生に問題児が多い」かどうかは不明です。
小学校5年生までは、塾は週に一回日曜日だけでした。
その後、少しずつ増えて、週3日ほど塾に行っていた時期もありました。
そして、ほぼ毎週テストがあり、さらに模試まである状況の受験勉強。
この人生が「大いなるストレスだった」ことが原因で、僕は多少、問題児だったのでした。
小学生〜大学生は、
勉強するのが仕事!
という考え方もあるでしょうが、もし大人の方が、
毎週TOEICを受けてもらい、
成績が給与に反映されます。
という人生であったならば、誰でも嫌になるのではないでしょうか。
委員会で当たった「苦手な」先生・教師
とにかく、別のクラス担任(5,6年生共通)U先生から目をつけられます。
〜君(僕のこと)、
何やってるの!
当然、小学生だった僕にとってU先生は、
ちょっと苦手で、
嫌いな先生・・・
となります。
悪いことに6年生の時のある委員会に所属した際、そのU先生が担当となります。
まずい!
と思っても後の祭り。
担任は事前に決まっているでしょうが、後で発表されるので知らなかったし、知る術もありません。
担当の先生はもう一人いて、このK先生は僕が3,4年生の時の担任の先生。
僕のことをよく知ってくれています。
その委員会では僕が委員長に立候補して、無事に委員長になりました。
「目立ちたがり屋」と言うわけでもなく、「なんとなく頑張ってみたかった」僕。
委員長として、
頑張るぞ!
せっかくなったので、僕なりに色々と新たな試みをしてみます。
K先生は僕のことを知っているから、「新たな試み」がうまくいけば褒めてくれます。
〜君(僕のこと)、
がんばったね!
失敗しても援護してくれます。
一生懸命、
トライしたね。
ところが、失敗しようものならU先生は、大変!猛烈な勢いで僕に当たってきます。
〜君(僕のこと)、
ダメじゃないの!
こんなことだから、
中学受験なんか、しない方が良い!
みたいな感じです。
「嫌いな先生・教師」と嫌になってしまう子ども:親の取るべき対応
![f:id:Yoshitaka77:20211025171738j:plain](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/2022/04/20211025171738.jpg)
「新しいこと」を実行して、「全てが上手くいく可能性」は理論的には、ほぼ0%です。
このことは、正常な大人ならば、わかるはずです。
ところが、そんなことU先生には関係ありません。
だから、
何やってるの!!
そもそも、僕は「目をつけられている」のです。
この先生、
嫌い・・・
と思ったところで、子ども心に怖くて、
そんなに
怒らなくても、いいじゃん・・・
と悲しくなります。
こういうU先生のような方は、後の僕から見ると「ただの有害無益な存在」でしかないのです。
本人が「中学受験=悪」という信念(?)を持っている以上、理解し合うことは不可能です。
まして、小学生にとって、先生というのは「成績をつける」という極めて強い権限を持っている存在。
この権限は、小学生の子どもにとっては、これ以上ない強権を持つ人物です。
太刀打ちは不可能です。
こういう先生は、「全くいないこと」を願います。
ただし、「全くいない」というのは難しいのが現実でしょう。
もし少しでも「中学受験=悪」と思っている先生がいらしたら、ぜひご再考頂きたいです。
中学受験生の子ども達は、大変なのです。
そして、中学受験をすることは、その家庭の「価値観」なのです。
「それだけのこと」なのです。
そして「中学受験をせずに、子どもを伸び伸びと育てる」という考えもまた正しいのです。
それは、ある先生や家庭の「価値観」に過ぎないのです。
また、小学生の親の方々へ。
親も子どもが万が一、小学校でちょっとヤンチャをおこしていらしたら、あまり怒らないで欲しいと思います。
その「異常な気苦労」を察してあげて欲しい。
仮に子どもが「毎週テスト・試験を受けている」状況だとします。
大人になるとペーパーテストとは縁遠くなりますが、「毎週テスト」は「誰でも嫌」です。
そう、
なんで「毎週テスト」なの?
怒られては、子どもは逃げ場所がなくなってしまいます。
「内申書(調査書)」が必要な学校もありますから、子どもがヤンチャしすぎた時は、親は怒らずに
あまり
やり過ぎないのよ。
「適度に上手く過ごすように」諭してあげるのが良いでしょう。
そして、
あなたが頑張っているのは、
分かっているから・・・
と「すでに頑張っている」子ども達を褒めてあげましょう。
すると、子ども達の精神も安定して、成績も良くなるでしょう。
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