前回は「中学受験は良いか」の話でした。
今回は「中学受験のあと」の話です。
少子化にも関わらず、中学受験するご家庭が増えているようです。
ITmedia ビジネスオンライン


中学受験させる理由 2位は「個性にあった教育を受けさせたいから」、1位は?
POPERは、2021年度の中学受験直前の子どもを持つ保護者に、「21年度の中学受験実態調査」を行った。子どもに中学受験を受けさせようと思った理由の1位は「質の高い教育を受…
僕が中学受験したのは、昭和から平成に変わった時期でした。
都内の公立小学校で、一クラス40名くらいの中で平均して6~8名ほどが受験したように思います。
「受験生同士のつながり」から事前に「誰が受験するのか」は、ほぼ判明しています。
中には後になって「えっ、あいつ受験したんだ」と意外に思うような子もいたり。
様々なドラマがあります。

中学受験をしたお子様は様々な合否結果があり、一年以上の長きにわたり一生懸命頑張ってきました。
結果に対する思いはお子様も親御様も色々と思います。
長期間頑張ったことは本人にとって非常に大きな歴史でしょう。
そして、しばらくはお子様も親御様もゆっくりして欲しいと思います。
お子様は、あと一月半ほど小学校があります。
6年間過ごした友人たちと最後に過ごす貴重な時間ですから、それも大事にして欲しいと思います。
一方、教員の中には中学受験をしたお子様に対して「長期間休んだ課題等の取り組み」などを強いることがあると聞きます。
「義務教育のやり残しはいけない」という意見もあるでしょう。
しかし、中学受験生は算数・理科・社会・国語で義務教育を遥かに超える勉強をしています。
「中学受験の善悪」に関しては、それぞれの考え方に過ぎないことです。
結果がどうであれ「長い試練を経てきた」受験生には優しく接して欲しいと考えます。
それもまた「教員の大きな務め」と思いますが、いかがでしょうか。