前回は「ゴムの動力を理解する知育玩具2〜動くおもちゃの心臓部ギアを作成:自動車や飛行機で大事なタイヤ・見る角度で変化する工作と算数・途中でギアを回して確認〜」の話でした。
作成したギアボックスを色々な角度から眺める:「完成イメージ」確認

複雑なギアを丁寧に組み立てて、ギアボックスが完成しました。

これで、ギアが
出来たね!
これで、この「ゴム動力3輪カー」の心臓部が完成し、これからはタイヤなどをつけてゆきます。
タミヤの模型の良いところは、ほぼ全てが「ほぼ透明のプラスチック」で作られている点です。
上の写真の光景は、「作成している最中に見ている」光景です。
このような複雑なおもちゃ・模型は、作成するのに手一杯になってしまう傾向があります。
ここで、「ほぼ透明のプラスチック」の内部を色々な角度から見てみましょう。





ギアボックスを
横から見てみよう・・・



このギアとこのギアが
つながっているね・・・



ちょっと棒を
回してみて・・・



棒を回すと、
ギアとギアが動くね・・・
このように「横から見る」ことは、なかなかないですが、「上からの見る」とはだいぶ違います。
横から見た方が、ギア同士の噛み方などがよく分かって面白いので、おすすめです。





タイヤ
作るね!
子どもは、ギアボックスよりもタイヤなどのリアルなものの方が好きな傾向があります。


ギアボックスの外側に、新たにギアとタイヤを装着しました。



なんか、長い棒が
あるけど・・・



ここに
置くのかな・・・


ゴム動力を「ギアからタイヤに伝える」ための長いロッドとギアをつけました。



この棒は、
なんだろうね?





この棒に
ゴムが引っかかるんだね!
作成途中で、説明書ばかりでなく「完成イメージ」を見ると、パーツの役割が分かります。
何かを作成する場合は、「完成イメージ」「最終イメージ」が大事です。
そこで、このような「完成イメージ」「最終イメージ」を時々確認すると、良い学びになるでしょう。
「違う色」のパーツは「違う役割」:ギアの連動を確認





このタイヤとギアを
こっちから、つけるんだね・・・
中央のギアボックスに対して、側面からギアとタイヤを装着して、カバーで止めました。
ここまでで、かなり完成形に近い状況になりました。



棒を
少し引っ張ってみて・・・



この棒を引っ張ると
ギアとタイヤが動くね・・・
このように「ギアなどが連動している工作」は、途中で「動きを確認」するのが大事です。
「ギアの連動」は、ちょっとしたことで、上手く連動しないことがあります。
これらの「動きの確認」をせずに、どんどん進むと「後で上手く行かない」状況になる可能性があります。
木製の「輪ゴム銃」が上手く飛ばなかったので修理した時の話を、上記リンクでご紹介しています。
この「輪ゴム銃の失敗」は、「ギアが上手く連動していなかった」ことでした。
ギアの連動は、後でも直せますが、分解するのが難しい時もあるので、少しずつ着実に進みましょう。
タミヤの模型は、比較的分解が容易なので「上手く行かなかったら戻る」も、時には良いです。


今回も、横からギアの構成を見てみましょう。



横にした状態で、
棒を引っ張ってみて・・・



棒を引っ張ると、
このギアが動いて、こっちも動くね・・・
ギアの動きを横から見ると、とても面白いです。
現代社会の様々な部分で、これら「ギア同士が連動」して生まれる機構は沢山あります。


タミヤの工作シリーズは、この「ギアの連動」が根幹です。
工作シリーズの「ギアの動き」に関する話を、上記リンクでご紹介しています。
どんな工作でも、「動くもの」を作成する時は「ギアが根幹」であることが多いです。
その中でも、この「ゴム動力3輪カー」は、ギアの役割がよく分かるので、とても良いです。


小さなギアが登場しました。
この小さなギアを組み合わせて、パーツを作るようです。





こうやって
パチっとはめるのかな・・・
パチっとはめて、小さなギアが納まったパーツが出来ました。


この白い不思議なパーツを、「ゴム動力3輪カー」の側面に装着しました。



これは
なんだろうね・・・
全体的に「半透明のオレンジのパーツ」で構成される中、このパーツは「他とは違うグレー」です。
「他とは違う」色ということは、「他とは違う役割」を示していることが多いです。
次回は、このグレーのパーツを含めて、作成を続けてゆきます。