アニメから学んだ山崎直子少女〜「宇宙戦艦ヤマト」と「銀河鉄道999」・アニメのメリット・アニメに対する賛否両論と子育て・アニメが創り出す想像力・大きい想像力を喚起する力〜|山崎直子3・小さな頃・生い立ち

前回は「宇宙好きの原点〜星空から神秘を感じた幼き頃・子どもに大事な感受性と星を観る会・「知る」よりも「感じること」が大事・プラネタリウムに通う経験・普通でないことを実行するパワー〜」の話でした。

宇宙飛行士 山崎 直子(Wikipedia)
目次

アニメから学んだ山崎直子少女:「宇宙戦艦ヤマト」と「銀河鉄道999」

ハッブル・ウルトラ・ディープ・フィールド(Wikipedia)

前回に続いて、山崎の小さな頃の話です。

「宇宙好きになったのは、アニメーション(アニメ)の影響も大きい」と語る山崎。

夢中で見ていたのが、
「宇宙戦艦ヤマト」と「銀河鉄道999」!

「宇宙戦艦ヤマト」は、どちらかというと男の子向けのアニメな気もしますが、とても好きだったようです。

小さな頃から、山崎少女自身が「女の子だから」という姿勢を取っていなかったことが、わかります。

こんな宇宙船で
宇宙に行けたらいいな・・・

想像を膨らませていたようです。

宇宙飛行士の方々が宇宙ステーションで、様々活動する映像がありますが、実際に「宇宙」はなかなかイメージできません。

その中、アニメは「イメージを喚起する」意味では、非常に良かったのでしょう。

アニメのメリット:アニメに対する賛否両論と子育て

新教育紀行
漫画家 手塚治虫(TEZUKA OSAMU Official)

真面目そうな山崎が、「アニメが好き」というのは少し意外でもありました。

「アニメ」に対する親の視線は様々で、アニメ好きな方もいれば、

多少は
良いけど・・・

くらいな方も、いらっしゃると思います。

僕自身は、アニメ・マンガが大好きで「好きなアニメは数知れず」です。

僕の世代の方の多くが夢中になった「キン肉マン」は、とても好きです。

中学〜高校の頃、隆盛期を誇っていた「週刊少年ジャンプ」。

他には、「ドラゴンボール」、「ジョジョの奇妙な冒険」、「北斗の拳」・・・挙げればキリがないです。

あるいは、手塚治虫の「ブラック・ジャック」も大好きで、高校の時愛読していました。

手塚治虫やスタジオジブリの作品であれば、大抵の親は「観るのはOK」でしょう。

手塚治虫なら
いいけど・・・

手塚治虫の漫画・アニメは、もはや「漫画・アニメを超えた存在」であり文学に近いものがあります。

一方で、一般的なアニメに対しては賛否両論かも知れません。

僕の小学校の同級生の中には、厳格な家庭なのか

うちは
アニメ禁止!

という「アニメ禁止」の家もありました。

そういう友達と話すときは、

うちはママが
「アニメ禁止」で見れないんだ・・・

えっ。
アニメ禁止・・・

それは、
厳しいね・・・

アニメ大好きの僕としては、

そんな家庭、
絶対嫌だな・・・

と思ったものです。

この「アニメに対する賛否」は個人個人の考え方次第であり、「良い」か「悪い」ではないと思います。

アニメが創り出す想像力:大きい想像力を喚起する力

宇宙飛行士になる勉強法(山崎直子 中公文庫)

アニメを「たかがアニメ」と見るのか、どうかです。

アニメの絵を描くことは、大抵の方にとっては、大変困難です。

ドラゴンボールの孫悟空を、綺麗に描ける方は非常に少数でしょう。

その能力は、「特殊能力」とも言えます。

それでも、多くの子どもは「真似て描いてみる」ことをやったものです。

僕も、小学校低学年の頃に「キン肉マンの絵」を沢山描きました。

そういう風に、「見よう見まねで描いてみる」という実体験も大事だと思います。

私が大人になった頃には、
誰もが宇宙に行けるのだろうな・・・

そう思った山崎少女。

アニメによって大きく想像力を喚起され、宇宙への大いなる道に開眼したのでしょう。

「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」などのアニメがなかったら、山崎少女の進路は変わったかも知れません。

「アニメの見過ぎ」は良くないでしょう。

一方で「ある程度」観るのは、子どもの教育上良い面も多いと考えます。

新教育紀行

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