前回は「自作キンケシリングが生みだす臨場感〜「物体の自立」の条件・「自分だけのオリジナル工作」を作成・身近なダンボールで作ってみる〜」の話でした。
小学校低学年までは「自発的に色々描く」子ども:上手いか下手か

身近な、配送用のダンボールで作成した「自作キンケシリング」。
割り箸ポールと輪ゴムロープで、なかなか良い感じのキンケシリングが完成しました。
こういう工作をするときは、上のように、マジックなどで自分なりに書き込んでみると良いです。
上のキンケシリングを作成した時は、筆者が特に子どもに対して、
内野吉貴このリングに何か
書いてごらん。
このように言ったのではなく、子どもが自発的に、



ここに、ちょっと
書いてみたい。
自分から「書いてみたい」と書いたのを、筆者は微笑ましくみていました。
この「自発的に何かを書く」と言うのは、未就学児〜小学校3年生くらいまでは頻繁に見られます。
誰しも、小さな頃は落書き帳などに、自分が好きなアニメのキャラクターを描いた記憶があります。
筆者も小学校1~2年生くらいの頃に、キン肉マンなどの絵を描いていた記憶があります。
それらの絵は、大して上手くない単なる「子どもの絵」ですが、何かを作成する意識は大事と考えます。
小学校高学年くらいになると、「何かを自発的に描く」ことは急に少なくなります。
その理由の一つは、勉強など、色々とやらなければならないことが増えることが理由にあります。
算数、国語などの宿題があったり、塾に通っている人は、塾の宿題もあります。
さらに「何かを描く」のが上手であれば良いのですが、上手でないと、



何か描いても良いけど、
どうせ上手く描けないから・・・
「あまり上手くないから」という理由で、描かなくなる傾向が強くなります。
この気持ちは、大人もよく分かります。
何事も上手いと良いですが、上手く描けないと、「描きたくなくなる」のは誰でも同じです。
上手くても下手でも描いて成績アップ:大事な「自分なりの気づき」


ここで、筆者は「描いて学ぶ」ことが、学力アップに大きく繋がることをご紹介します。
上の例は、「太さが一様ではない棒」であり、中学受験・理科では必須です。
この問題では、多くの場合で、



右側を地面につけて、
左側を引っ張り上げると、300gでした。



逆に左側を地面につけて、
右側を引っ張り上げると、180gでした。



この棒の重さは
何グラムですか?
このような形式や、重心を問う問題もあります。
この問題は、「答えはこう考えれば良い」と教わる場合もありますが、なかなか「深い問題」です。
「答えは分かる」人は多いですが、「きちんと説明できる」人は少数派です。


テキスト・問題集などには、考え方や解き方が記載されていますが、テキストを読んで、



そうなんだ、
こう考えれば良いんだ・・・
「そうなんだ」でも良いですが、一度テキストを真似て描いてみましょう。



でも、私、絵が
上手くないし・・・
小学校高学年になると、自分で「絵が上手い」と考えられる人は、「十人に一人」程度と考えます。
つまり、「十人に九人は自分は絵が上手くない」と思う傾向があると考えます。
筆者は、小学校の時40人ほどのクラスでしたが、「絵が上手い」と思うのは2~3人だったと思います。
このように、「自分で絵が上手いと思える」人は少数派なので、「上手いと思えない」でも良いです。


そして、自分が学ぶノートを見るのは、基本的に「自分か、親か、塾の先生」です。
子どものノートを見る親は少なく、塾の方針によっては、「先生が見る」かもしれませんが少ないでしょう。
すると、「自分のノートを見る」のは、基本的に「自分だけ」となります。
こう考えると、「上手であろうが下手であろうが、どうでも良いこと」となります。
上の例のように、「上手いか下手は別」で、色々と描いてみましょう。
すると、



ああ、そうか・・・
こういうことかな・・・
「こういうことかな」という「自分なりの気づき」が生まれる可能性が高いです。
そして、算数・理科では、こういう「自分なりの気づき」は、とても大事です。
上の「太さが一様ではない棒」の考え方を、上記リンクでご紹介しています。
自分のノートでも紙でも良いので、「自分だけ見る」ところで、色々と描いてみましょう。
「描いて学ぶ」と理解力が大きく上がり、成績も上がるでしょう。


