自分で何かを選んで答える問題への必勝法〜半島の特徴を考える・世界地図における日本列島・五大陸と島からなる国家たち〜|半島の地形5・中学受験・高校受験・大学受験

前回は「とても大事な「自分で気づくこと」〜忘れない「自分の発見」・地図を見て学ぶ「地理の学び」・歴史よりリアリティがある地理〜」の話でした。

目次

世界地図における日本列島:五大陸と島からなる国家たち

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日本の地図(Wikipedia)

前回は、リアルな日本列島の地図をよく見て、地理の総復習をする話でした。

全国各地が、非常に特徴的な地形をしている日本列島は、世界の中でも際立った存在です。

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世界地図と地形(Wikipedia)

世界の多くの国々は「五大陸」と呼ばれる大陸にある国家です。

五大陸

・ユーラシア大陸

・北アメリカ大陸

・南アメリカ大陸

・アフリカ大陸

・オーストラリア大陸

(・南極大陸)

南極大陸を含めると、世界のほとんどは「六大陸」によって、構成されています。

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日本と東アジアの地形と地図(WIkipedia)

先ほどの「世界地図と地形」において、日本と東アジアを拡大したのが上の地図です。

世界において、日本以外にも「島によって構成された国」は、いくつかあります。

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オセアニアの地形と地図(Wikipedia)

東南アジアからオセアニアにかけて、あるいは北ヨーロッパに島国が多数あります。

その中でも、日本列島は、非常に特徴的な形状をしているのが、地図からよく分かります。

自分で何かを選んで答える問題への必勝法:半島の特徴を考える

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日本列島の地図(新教育紀行)

そして、改めて、日本列島の白地図を見てみましょう。

白地図は、「地形のみを取り出した」地図です。

つまり、高さや土地の特徴(森、砂漠など)を捨象したのが白地図です。

捨象(しゃしょう)

抽象的に考えるために、ある部分を切り捨てること

「捨象する」ことは、何らかの部分や特徴を切り捨てることです。

この「捨象」によって大事な特徴が失われてしまいますが、その代わりに他の特徴が浮き彫りになります。

白地図は、「国土の形と海などの水」のみを取り出した地図で、最も基本的な地図です。

出題者

この地図を見て、
〜の半島の名前を答えて下さい。

出題者

この地図を見て、
〜の山脈、河川の名前を答えて下さい。

このように、日本全国、または日本の一部の白地図に対して、半島や山脈を答える問題があります。

これらの問題は「覚えていないと解けない」問題で、考えても分からないことが多いです。

地図における名称などは、問題を解きながら覚えるのが早い傾向があります。

ここで、今回は少し異なる視点の問題を考えてみましょう。

地理の問3

下の日本列島の白地図において、5つの半島の場所をマークして、名称を答えて下さい。

そして、それらの半島の形の特徴、地理的特徴を簡単に書いて下さい。

こういう問題が出題されたかどうか、は筆者は知りませんが、「自分で選ぶ」点が大きな特徴です。

多くの問題では、「どこかを指定されて答える」形式が多いです。

それに対して、この問題では「自分で5つ選んで、名称と特徴を答える」点が良いと考えます。

男子小学生

自分で選ぶのって、
どこでも良いのかな・・・

問題によっては、

出題者

選ぶ半島の場所によって、
点数の差はありません。

このように「場所によって点差をつけません」と明記されていることもあります。

このような記載がなくても、「自分で選ぶ」場合は、原則として「どこでも良い」です。

このような問題が出題されるかどうかは不明ですが、「仮に出題された」と考えます。

女子小学生

え〜っと・・・
私はどこを選ぼうかな・・・

女子小学生

下北半島とか、
房総半島が簡単そうだけど・・・

女子小学生

下北半島は特徴が書きやすいけど、
房総半島は、どうかな・・・

こういう「自分で選ぶ」問題の時は、思い切りよく行くのが良いでしょう。

「特徴」は、「覚えている」かもしれませんが、何らかの地理的特徴であれば良いです。

「半島の名称」は覚えていなければ答えようがありませんが、特徴は考えれば分かります。

「名称と特徴をセット」に考えると、問題が難しく感じられる可能性があります。

そこで、こういう「自分で選ぶ」問題が出た場合は、まずは「覚えていること」を優先しましょう。

そして、「考えれば分かる」特徴などは、後回しにして、何とか考えるようにしましょう。

自分で何かを選んで、特徴などを答える問題

1.まずは「覚えていること」を優先

2.「考えれば分かる」特徴などは後で、何とか考える

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知多半島と渥美半島(Wikipedia)

半島は「二つでセットの形状」をしている場合があり、上の知多半島と渥美半島を選ぶ人もいるでしょう。

地理の問3の解答例

知多半島の場合(場所は白地図にマーク)

A.南の方向に出っ張っている半島で、カニの爪のように渥美半島と向かい合った形

B.南方に伸びて南東方向に折れた形状で、クワガタのツノのように渥美半島と向かい合っている形状

特徴は、上のA、Bが一例となります。

「形の特徴」を尋ねられている場合は、上の例のように「見て分かる特徴」を最初に書くと良いです。

そして、他の半島とセットになっている場合は、「カニの爪」「クワガタのツノ」など比喩も良いです。

男子小学生

「カニの爪」と
「クワガタのツノ」のどっちが正しいの?

これらの比喩には「正しい答え」はありませんので、自分が良いと思う比喩で良いでしょう。

他の半島に関しても、自分なりに地図を見ながら、色々考えて特徴をまとめると良いでしょう。

すると、「ただ暗記」するよりも暗記がはかどって、合格力がアップするでしょう。

次回は上記リンクです。

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