山口多聞 36〜大混乱〜|ミッドウェー

前回は「山口多聞 35〜「想定外」の事態〜」の話でした。

山口多聞 司令官(Wikipedia)
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大混乱する赤城司令部

草鹿龍之介 第一航空艦隊参謀長(連合艦隊司令長官 別冊歴史読本 新人物往来社)

草鹿参謀長が、「全く想定していなかった」米空母の出撃。

なっ、
なんと!!!!!

まっ、
まさか!!!!!!!

こちらが「米空母を発見した」ということは、極めて重大です。

すでにこちらの位置を、米軍が把握している可能性があります。

やはりっ!

完全に読み違えた草鹿参謀長。

まもなく、敵の航空隊が
攻撃してくる!

こうなったら、
仕方ない!

魚雷から爆弾へ兵装転換した
爆撃機を敵空母へ向かわせる!

大揺れの司令部

これは・・・

・・・・・

草鹿参謀長の周りの参謀スタッフは、

このまま、敵空母へ
爆撃隊を向かわせるべきです。

陸用爆弾では、
空母は叩き潰せん!

甲板に穴を
開けることはできます!

さすれば、敵空母の戦闘能力は
喪失します。

それでは、「空母を叩き潰す」
作戦が達成できん!

こちらがやられるより、
遥かにマシです。

しかし、今の状況では、
護衛戦闘機がつけられん!

零戦(Wikipedia)
攻撃・迎撃する航空隊

爆撃機:爆弾による攻撃。主に基地攻撃。

雷撃機:魚雷による攻撃。主に艦船攻撃。

護衛機:爆撃機・雷撃機が攻撃する際に、敵攻撃から護衛。敵機の攻撃から艦船を護衛。日本の零戦。

Midwayの爆撃隊に、多くの護衛戦闘機が向かっています。

そして、空母上空にも護衛機を残す必要があり、出せる護衛戦闘機が少ない状況です。

源田実 第一航空参謀(連合艦隊司令長官 別冊歴史読本 新人物往来社)

確かに、このまま
爆撃隊を敵空母へ向かわせるのも手だが・・・

護衛戦闘機が非常に少ない状況で、
長年の友に、敵空母へ向かわせることは・・・

仲間たちが
重大な危険にさらされる!

心情として、
そんなこと出来ん!

しかし、ここで再度
兵装転換しては・・・

こちらが甚大な被害を
受ける恐れがあります!

最悪の判断

第二航空戦隊 空母飛龍(Wikipedia)

ええい!
一体何を考えている!

すぐに発進させるよう、
赤城へ発光信号!

ははっ!

直ちに発進の要ありと
認む!

第一航空艦隊 旗艦 空母赤城(Wikipedia)

・・・

赤城からは返信ありません。

万全を期すべきだ!

十分な護衛をつけ、
魚雷で米空母を叩く!

草鹿参謀長は再度決断します。

各空母へ!

攻撃隊は、Midway島ではなく
敵機動部隊へ向かう!

爆弾を中止、
魚雷へ戻せ!

「爆弾から魚雷へ」そしてまた「魚雷から爆弾へ」の無意味な命令。

また魚雷に戻せだって!!!

ええっ!!

やるしかないな!!

再び飛行場は大荒れとなり、さらに大混乱となります。

「また戻せ」だと!

もたもたしている内に、
敵が攻撃してきたら、どうするんだ!!

一体どうなっているんだ!!

なんということ・・・

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