前回は「想像力と創造力を育てる子どもの読書習慣〜大きな本を読む体験・図書館仕様の特別本の存在・想像力と読書・映像・音声・文字の情報量の大きな違い・手を動かして学ぶこと・「見て理解」より「書いて描いて理解」〜」の話でした。
「何でもスマホで検索」の時代:全てを変えたアップルiphone

ほとんど全ての人がスマホを持つ時代になって、長い時間が経ちました。
筆者は1997年に大学に入学しましたが、当時は携帯を持っている同級生は「極めて少数派」でした。
携帯を持っている人は、ちょっと特殊な感じで、ポケベルも存在していた時代です。
その後、2000年頃には「大学生なら携帯持っているのが当然」の時代になりました。


Today, Apple is going to reinvent
the phone!
「極めつけ」となったのが、2007年にアップルによるiphoneの発売でした。
瞬く間に、iphoneは「スマホの定番」となりました。
そして、他のメーカーも「iphoneと似ている」スマホを製造し、世界中の人がスマホを持っています。



そういえば、
〜って、何だろう・・・



スマホで
検索すればいいね!
何か気になることがあれば、すぐにスマホで何でも検索できます。
ここまでスマホが浸透すると、「何だろう」と思う前に検索する状況になっている人もいるでしょう。
実際、Wikipediaなども大変便利で、筆者もよく使います。
「分からないこと」は、Wikiなどで検索すれば「大抵のことはすぐ分かる」時代になりました。
スマホで広がる「無限の世界」と中高生の学び:地道に調べる効果


そして、電子書籍が登場し、紙の本の出版数や流通量が一気に減少しました。
特に著しく減少したのが、紙の雑誌で、2014年から2021年で2/3程度に落ち込みました。
週刊誌などの雑誌は新しい出来事を紹介する内容が多いため、



何が起きているかは、
ネットの方が早い・・・



そして、多くの場合、
ネットの情報は無料だから良い!
多くは無料であることもあり、ニュースや「何が起きているか」はネットが親和性が高いです。
筆者もニュースに関しては、ほとんどネットを見て、情報を得ています。
国内ニュースよりも海外ニュースの方が遥かに良く、BBC,CNN,Wall Street Journalなどがお勧めです。
BBCなどを観て学ぶ話を、上記リンクでご紹介しています。



僕も、ノートパソコンで
色々と調べている・・・



私もネットで
色々と調べるけど・・・



学校では、「辞書は紙の辞書を
出来るだけ使うように」と言われてるから・・・



英語の辞書は紙の辞書で
調べることが多いかな・・・


ニュースのように「サラッと情報を得る」ことに対して、じっくり調べたい時に使用する辞書。
筆者も、辞書は紙の方が良いように思います。
Wikipediaなどでは色々な背景も書かれていますが、頭に残りにくい傾向があります。
この「ネットの情報の頭に残る割合」は、世代によって差がありそうです。
ネットで調べたことは「目でサーっと読める」のが良い点です。
一方で、「サーっと読める」と「サーっと頭に残らない」傾向があります。
英単語・英熟語などは、昔から「ターゲットシリーズ」などで覚える方も多いと思います。



僕もターゲットで
一生懸命覚えています!
そして、辞書で調べたら、出来れば「全てが頭に残る」が望ましいです。
「全てが頭に残る」は事実上不可能ですが、中高生の学びでは「70%くらい」は残って欲しいです。
この時、「サーっと情報が流れる」ことが多いパソコン・電子機器よりも紙が良いでしょう。
スマホやネットで「無限の世界」が広がっているように感じますが、それは虚構でもあるかもしれません。
中高生の学びは、「地道に調べる」ことが最も大事だと思います。