前回は「気体とは、どのようなものか?〜性質を「どのように説明する」のが良いか?・具体的な性質を「理科的にイメージ」して理解・沢山ある理科の暗記〜」の話でした。
理科の「〜とは何か?」の問題には「性質」を回答

前回は、「気体とは何か?」を記述で答える話でした。
気体とは、どのようなものですか。文章で簡潔に説明し、実例を挙げてください。
気体は、私たちが「原則として常に触れている」ものであり、代表的なものは空気です。
プールや海に潜水している時など以外は、ずっと触れ合っている空気。
その空気を「きちんと理科的に説明する」」ことは、簡単そうで簡単ではないです。
A.空気が実例で、空気のようなもの。(1点)
B.大気中にある空気が実例で、形が変わりやすいもの。(2点)
C.決まった形がなく、体積が変わりやすいもので、空気などがある。(3点)
模範解答例:定まった形状がなく、形状や体積が変化しやすいものであり、例として空気、酸素、二酸化炭素などがある。
「気体とは何?」は「空気とは何?」と尋ねらていることと似ています。
「気体とは、空気のようなもの」は、ある程度答えになっていますが、理科では性質が大事です。
上の満点の解答例Cでは、「決まった形がなく、体積が変わりやすい」と二つの性質を挙げています。
中学受験の理科は、「何かを計算して回答」か、
出題者以下の選択肢から
選んで答えなさい。
「選択肢から選んで答える」ことが多く、「記述で答える」問題はかなり少数です。
その一方で、このように「何かを書いて答える」姿勢は、総合力を高めると考えます。
理科の問題で「〜とは何か?」の問に対しては、「性質」を回答することを心がけましょう。
水の性質を簡潔に説明して下さい。
今回は、上のような「水を説明」する問題を考えてみましょう。
水の性質とは何か?:大事な水と「上水と下水」


水の存在もまた、とても身近です。
人間にとって、空気は不可欠ですが、水もまた不可欠極まりない大事な存在です。
日々生活する中で、毎日、水には必ず触れています。
飲む・手を洗うなどの水を上水(じょうすい)、トイレやキッチンで流す水を下水(げすい)と呼びます。
日本に古来から存在する「井戸を題材とした」問題に関する話を、上記リンクでご紹介しています。
誰でも知っている「水の存在」ですが、今回は、



水の性質を
答えて下さい。
「水とは何か?」ではなく「水の性質は何ですか?」と尋ねているので、性質をきちんと答えましょう。
A.とても柔らかい液体。(1点)
B.形が変わりやすく、高い方から低い方へ流れる。(2点)
C.形が変わりやすく、高い方から低い方へ流れ、押しても体積が変わらない。(3点)
模範解答例:形状が容易に変化し、高い方から低い方へ流れ、平らな部分では静かに止まり、押し縮めても体積が変わらない。
Aは、確かに「水の性質」ですが、性質の一つであるので1点です。
ここで「液体」と答えていることは「性質の一部」とも言えますが、性質は「言葉で表現」が良いです。
Bは、水の二つの性質を述べており、大体合っています。
Cは、形が変わっても体積が変わらないことも含めて、3つ性質を書いているので良いです。
模範解答例では、「平らな部分では止まる」ことも書いています。
これは、「高い方から低い方へ流れ」と似た性質ですが、性質としては異なります。
小学生〜中学生は、Cの回答で十分です。
模範解答例は、高校生以上の人は書けるようになると良いでしょう。
とても身近な水や空気の性質をきちんと理解して、理科の力を深めましょう。
次回は上記リンクです。



