前回は「気体とは、どのようなものか?〜性質を「どのように説明する」のが良いか?・具体的な性質を「理科的にイメージ」して理解・沢山ある理科の暗記〜」の話でした。
空気の構成割合と大事な酸素:「空気の大体の割合」を理解

私たちの身の回りに溢れている空気。
そして、空気は、理科では「気体の一種」と分類されます。
空気には、様々な種類の気体が含まれています。
空気の中で、割合が大きな気体二種類と、それぞれのおよその割合を答えて下さい。
このような問題を考えてみましょう。
空気には、多数の気体が含まれています。
そして、それらの気体の中で、私たち人類・人間にとって大事な存在は、酸素です。
上の問題は、中学受験生〜大学受験生(理系)ならば、常識ですが、きちんと知っておきましょう。
窒素:約78%(約80%)
酸素:約21%(約20%)
上のように、空気は「窒素:約78%、酸素:約21%」と覚えておきましょう。
空気の約99%が、これら窒素と酸素です。
ここで、「大体の割合」なので、「窒素:約80%、酸素:約20%」でも良いと考えます。
空気の大部分は窒素であり、酸素は「1/5ほどある」と理解しておきましょう。
細かな数字よりも、このような「大体のイメージ」が大事です。
物質は、「物質の三態」と呼ばれる三種類に分けられます。
これら三種類の名称を答えて、それぞれの性質を簡単に説明し、具体例を二つずつ挙げて下さい。
続いて、上のような問題を考えてみましょう。
「物質の三態」とは何か?:性質を簡潔に説明すること+「実例」

まず、「物質の三態」とは、「気体・液体・固体」を指します。
A.固体は形が変わらないが、液体と気体は形が変わる。(1点)
B.固体は形が変わらないが、液体と気体は形が変わる。固体は体積が変わらないが、液体と気体は体積が変わる。(2点)気体は酸素、液体は水、固体は石。
C.固体は形と体積が変化しないもので、液体は形が変化するが体積が変化しないもので、気体は形が大きく変わり、体積が変化するもの。(3点)気体は空気と酸素、液体は水と油、固体は石と机。
模範解答例:固体は形状と体積が変化しにくいものであり、液体は形状が変化しやすいが体積が変化しにくいものであり、気体は形状と体積が大きく変化しやすいもの。
例として、気体は空気と酸素、液体は水と油、固体は石と机がある。
Aは、「形に関する話」のみで、実例の記載がないので1点。
Bは、性質の説明は大体良さそうですが、気体は体積が大きく変わる視点が欲しいです。
また、具体例が1つずつなので、2点です。
Cは、中学受験であれば満点であり、高校受験以降では多少減点となります。
その理由は、液体は「体積が変化しない」と書いていますが、押されれば少し変化します。
固体も原則として「体積が変化しない」イメージですが、個体によっては押されれば少し減ります。
これらをきちんと説明しているのが、模範解答例です。
ただし、模範解答例は大学受験生以降が書けることを想定しています。
理科の性質では「〜しない」と断定するのは危険であり、「〜しにくい」くらいが良いでしょう。
実例に関しては、他にも多数あり、固体は鉛筆、消しゴムなどでも良いでしょう。
男子小学生鉛筆って、
色々混ざっているから・・・



固体じゃ、
まずいのかな・・・
鉛筆は、芯と、芯を囲む木製の筒の部分があるので、「固体の複合」です。
そのため、「固体の例」として相応しいかどうかは、様々ですが✖️ではありません。


理科の試験なので、個体としては食塩、水酸化ナトリウムなども良いです。
「例を挙げよ」という問題がある時、「明らかに違う」という以外は✖️にはなりにくいです。
試験で「例を挙げよ」という問題が出題された時は、「考えすぎない」姿勢が良いでしょう。

