日本の木造城郭と歴史の学び〜「現存十二天守」の一つの松本城・戦国時代などの歴史への興味と日本各地の城の訪問〜｜松本城1・旅から学ぶ歴史

前回は「「木の葉化石園」の木の葉の化石発掘体験〜楽しい体験と理科やサイエンスへの興味・化石が生まれるプロセス〜」の話でした。

戦国時代などの歴史への興味と日本各地の城の訪問

今回は、長野県の松本城を訪問した話を、ご紹介します。

松本城は、筆者が大学生の時に訪問して以来、久しぶりに子どもたちと一緒に訪問しました。

上の写真は、「松本城の顔」とも言える太鼓橋門です。

日本各地に城があり、多くの場合、観光名所となっています。

「観光地」は、風光明媚な場所・城などの歴史的建造物になることが多いです。

そして、著名な城は多くの方が訪問します。

小学生の頃から歴史が大好きで、中学生になってからは、歴史小説ばかり読んでいた筆者。

中でも、司馬遼太郎・吉川英治・海音寺潮五郎・池波正太郎らの歴史小説は多数読みました。

歴史が好きな人が、「注目する時代」や「ファンが多い時代」は上記の三つの時代です。

そして、「歴史が好き」な小学生〜高校生が最も興味を持つのは戦国時代です。

戦国時代が最も人気がある理由は、多数の武将や将星たちが登場し、夢やロマンを感じられるからです。

また、「信長の野望」などのゲームの影響も大きく、

合戦でガンガン戦うのは、中高生の少年にとっては、とても痛快で面白いです。

2000年頃から、「歴史好きな女性=歴女（れきじょ）」が登場しました。

歴史が好きな小学生・中学生・高校生の女性は、昔と比較して大いに増えていると思われます。

「信長の野望」などの歴史シミュレーションゲームに夢中になるのは、男性が多いように思います。

筆者も、中高生の頃に、

「信長の野望」や「天下統一」などのゲームを大いに楽しみました。

旅の際に、日本各地に残る、あるいは復元された城などを訪問するのは「歴史好き」の醍醐味です。

「歴史が好き」な小学生〜高校生の人は、旅をしながら、各地の城を巡ると良いでしょう。

日本の木造城郭と歴史の学び：「現存十二天守」の一つの松本城

大人気の全国各地の城の中でも、松本城は、かなりの知名度と人気を持ちます。

今年2025年に久しぶりに訪れましたが、予約したにも関わらず、大行列を並びました。

予約した方が早く入城できますが、「時間指定の予約」をしても、30分近く並んだように思います。

時期にも寄りますが、松本城を訪問する人は、少し前後の余裕を見て、スケジュールを立てましょう。

かつて「深志城」と呼ばれていた松本城。

深志城は戦国時代に詳しい人には「馴染みがある城」で、武田家の信濃の中心の城でした。

歴史的には、「それなりの知名度」はある「深志城」あるいは「松本城」。

一方で、「武田」といえば、躑躅ヶ崎館（つつじがさきやかた）か海津城のイメージが強いです。

実は、松本城が多くの歴史ファンのみならず、観光客を惹きつけるのは理由があります。

松本城は「現存十二天守」という、「現在残っている、昔のままの天守閣を持つ城」の一つです。

現在、日本全国に「たった十二しかない」現存天守の城である松山城。

上の「現存十二天守」の城の中で、最も有名なのは姫路城です。

井伊直弼が藩主であった彦根城も、かなりの知名度を持ちます。

姫路城、彦根城以外の城は、それほど知名度は高くないかもしれませんが、極めて貴重な城です。

中学受験・高校受験で「現存十二天守の知識」を問われることは、なさそうです。

イメージとして、「十二の現存天守の城がある」と理解しておくと良いでしょう。

次回も、松本城や城の歴史の話を続けます。