入試が難しい時→「自分は有利」と思って合格へ〜「全能力+脳力」を試験へ・東郷平八郎「勝利確実」の強い思い・「禁じ手」だった東郷ターン〜|2026中学受験・高校受験・大学受験

前回は「「正確さ」と丁寧を意識して合格へ〜とても大事な「正確性」・「日本の運命を決した」日露戦争・「砲撃改良」に集中した連合艦隊〜」の話でした。

目次

東郷平八郎「勝利確実」の強い思い:「禁じ手」だった東郷ターン

新教育紀行
戦艦三笠と東郷平八郎連合艦隊司令長官(Wikipedia)

「空前絶後の大勝利」となった日本海海戦。

この日本海海戦では、「東郷ターン」が有名です。

新教育紀行
左上から時計回りに東郷平八郎 連合艦隊司令長官、大山巌 満洲軍総司令官、児玉源太郎 満洲軍総参謀長、秋山真之 第一艦隊先任参謀(Wikipedia)
東郷平八郎

よしっ!
取舵一杯!

操船において、日本では「面舵=右に回転」「取舵=左に回転」です。

「丁字戦法」とも呼ばれる東郷ターンですが、実は、日本海海戦の直前の海戦で既に実行しました。

東郷平八郎

あの時(黄海海戦)は、
失敗したが・・・

東郷平八郎

今回は、絶対に
バルチック艦隊を撃滅する!

「大勝利を呼んだ」とも言える東郷ターンでしたが、実情は異なりました。

「敵前回頭」とも呼ばれ、「戦う直前に回頭」することは、極めて危険です。

その理由は、回頭=回転する間は動きが極めて鈍ることです。

「回頭=回転する間」に、モタモタしていると、バルチック艦隊から砲撃される可能性がありました。

「敵前回頭」は、バルチック艦隊に対して「止まっているから、どうぞ砲撃して下さい」と同じ事でした。

その意味では、「禁じ手」であり、場合によっては「敗北必至」の戦略でした。

バルチック艦隊

ははっ!
Togoめが、気が狂ったぞ!

バルチック艦隊

我らを目前にして、
ビビったのか!?

「敵前回頭」した連合艦隊に対して、バルチック艦隊幹部は、こう言い放った説があります。

敢えて「禁じ手」を行い、大勝利した連合艦隊。

New Educational Voyage
北海タイムス号外:明治38年(1905年)5月30日(かわら版新聞 平凡社)

この代償理に対しては、当日の天候が極めて重要な影響を与えていました。

秋山真之

本日天候晴朗なれども
波高し・・・

「波高し」と書いた理由に関しては、艦艇の機能や機雷敷設に関する説があります。

それらも要因かもしれませんが、筆者は、最重要理由は「砲撃精度への影響」だったと考えます。

天候状況砲撃への影響砲撃の精度
視界良好よく見える精度の違いが現れやすい
波が高い砲撃が困難
日本海海戦の天候と砲撃への影響

「天候晴朗」と「波高し」は共に、「砲撃精度の違いが顕著になる」ことを示していました。

試験の難易度試験への影響周囲との差
易しい平均点が上がる点差がつきにくい
難しい平均点が下がる点差がつきやすい
ある科目の難易度と点差

そして、このことを試験に例えると「実力による点差がつきやすい」ことを示していました。

秋山真之

我が連合艦隊は
絶対に勝てる!

そして、「絶対に勝てる」と考えたからこそ、「禁じ手」に踏み切ったのでした。

いわば、「禁じ手」の究極戦法によって、「思い切り勝負に出た」のが当時の連合艦隊でした。

入試が難しい時→「自分は有利」と思って合格へ:「全能力+脳力」を試験へ

新教育紀行
空と雲(新教育紀行)

日本海海戦における連合艦隊による、極めて思い切った戦略と大勝利。

これと同様なことは、入試の現場でも応用できると考えます。

まずは、入試当日は、

男子小学生

これまで、僕は
一生懸命頑張ったから、大丈夫!

女子小学生

とにかく頑張ったから
実力が上がっているはず!

このように、自分の学力を強く肯定するポジティブ姿勢が大事です。

そして、試験が難しい時、ポジティブな気持ちを持ち続けることが必要です。

そもそも、「適切な点差」をつけなければ、「試験の意味がない」入学試験。

難易度は、志願者の学力レベルに大きく依存しますが、

出題者

我が校を受ける人たちの
実力によって、適切な点差がつくように・・・

出題者

ここは、このように
問題を作成して・・・

出題者

少し難しい問題も
出しておかねば・・・

入学試験が「普通」や「易しい」可能性は、ほとんどありません。

一部の飛び抜けた学力を有する人は別ですが、概ね95%以上の人にとっては、「難しい」はずです。

この時、「難しい」試験に対して、

女子小学生

難しい・・・
これはダメかも・・・

このように、ネガティブな思考になるのではなく、

女子小学生

私が難しいから、
みんなにはもっと難しいはず・・・

女子小学生

だから、きっと
私が点差をつけて合格できる!

このようにポジティブな姿勢が望ましいでしょう。

そして、最も望ましい試験への姿勢は、このような「余計な思考」はしないことです。

男子小学生

とにかく、落ち着いて
冷静に・・・

男子小学生

目の前の試験に
全力集中だ!

とにかく、目前の試験に集中し、「全ての能力+脳力」を試験に投入する気持ちが良いでしょう。

中学受験生・高校受験生・大学受験生の皆さんの志望校合格を、心より祈念しています。

次回は上記リンクです。

新教育紀行

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