前回は「大山巌の条件Cの「とてつもない偏差値」の衝撃〜「立ち位置」の客観的な一つの指標「偏差値」・意味不明の「-100点」・明治政府の出身者の状況〜」の話でした。

大山巌の結婚条件AとBとCの評価:「C偏差値14」の挽回へ

山川浩我が妹・咲子と
大山参議・陸軍卿・・・
そもそも「全く想定外」であった展開となってしまった、「咲子の結婚」問題。
A.もともとそれなりの名家出身で将来有望なエリート
B.留学した咲子の生き方や考え方を尊重する理解ある人物
C.薩摩と長州は絶対に不可
浩は15歳年上の兄として、上記の客観的条件を元に懸命に、「咲子の結婚相手」を探し続けました。



咲子さんと
結婚したいごわす!
突如「降って湧いた」話に対して、潰そうとしましたが、



本当に、よくぞ
おいどんの言い分を聞いてくれ申した・・・
「結婚相手の超有力候補」大山参議に続き、大山の従兄弟であり西郷隆盛の弟・西郷参議が登場しました。



・・・・・
冷静に考えると「意味不明」の状況の中、なんとか浩は「状況の理解」に努めました。


| 咲子の結婚相手の条件 | 人物P | 人物Q(非薩長) | 大山巌 |
| A | 70 | 70 | 150 |
| B | 70 | 50 | 200 |
| C | 70 | 100 | -100 |
| 年齢 | – | – | -20 |
| 再婚 | – | – | -30 |
| 合計点 | 210 | 220 | 200 |
大山巌の「条件A,B,Cに対する採点」を行い、「想定外の項目」を加味すると200点となりました。
| Cの点数 | 偏差値 | |
| 大山巌 | -100 | 14 |
| 薩摩 | 0 | 39 |
条件Cは、衝撃の偏差値14となりました。



偏差値14とは
なんぞや・・・
| 偏差値 | 上からの割合・立ち位置 |
| 65 | 6〜7% |
| 60 | 15〜16% |
| 55 | 30〜31% |
| 50 | 50% |
| 45 | 69〜70% |
偏差値14となると、ほぼ「最低ライン」であり、なかなか登場しない偏差値です。
「偏差値20以下」は、「下位0.1%程度」です。
基本的に、「偏差値20以下」は「ない」と考えて良いレベルでした。



咲子の相手の条件Cが
下位0.1%程度か・・・



ならば、条件AとBで
挽回だ!
流石に「-100点」では如何ともし難いので、「100点越え」の条件AとBで挽回してもらうしかありません。
「弥助砲」とフランス語達人の大山巌:驚愕のAとBの圧倒的偏差値


戊辰戦争以来の名将であり続けた大山巌は、薩摩では少数派の「頭脳派」でした。


上の鳥羽伏見の戦いの絵において、右側の薩長軍・新官軍の部分を拡大してみましょう。


すると、上の写真のように新官軍の大砲の脇に「大山巌」と明記されています。



おいどんは、大砲の
開発ば、ずっとしていて・・・



おいどんが開発した
大砲は、「弥助砲」と呼ばれたごわす!
独自の大砲を開発した大砲は、大山の幼名・弥助から、「弥助砲」と呼ばれました。


さらに、フランスに留学した大山は上の「フランス語日記」が書けるほど、フランス語が達者でした。
当時の日本においては、「フランス語の達人」であった大山巌。
これらを加味して、Aは200点、Bは150点と「100点を大幅に超えた」点数を獲得した大山巌。
| 名前 | A,Bの点数 |
| O | 90 |
| P | 80 |
| Q | 80 |
| R | 70 |
| S | 70 |
| T | 60 |
| U | 60 |
| V | 60 |
| W | 50 |
| X | 30 |
| 平均 | 65 |
そこで、A.Bの大山の点数の偏差値を求めるために、上記のように、AとBの点数分布を想定しました。
10人あたりの分布で、一様(全体的に同様)と仮定します。
そして、AとBでは明らかに点数分布が異なりますが、ここでは、「同一分布」と仮定します。
平均点は65点で、「70点を確保すれば、概ね及第点」となります。
| A点数 | 偏差値 | |
| 大山巌 | 200 | 133 |
| 平均 | 65 | 50 |
大山の「A:200点」は、偏差値133となりました。
偏差値100を大幅に越える、凄まじい数値となりました。
| B点数 | 偏差値 | |
| 大山巌 | 150 | 102 |
| 平均 | 65 | 50 |
大山の「B:150点」は、偏差値102となりました。
こちらも、偏差値100超えとなり、大変な数値となりました。
| 項目 | 点数 | 偏差値 |
| A | 200 | 133 |
| B | 150 | 102 |
| C | -100 | 14 |
| 年齢・再婚 | -50 | 30(想定) |
| 平均(4項目) | 50 | 70 |



こ、これは・・・
最高偏差値133、最低偏差値14・・・
そして、平均を考えると、それぞれ、平均点数=50点、平均偏差値=70となりました。
偏差値に関しては、「年齢と再婚」に関しては、偏差値30を想定しています。
平均を考えるにあたり、「想定外」の「年齢と再婚」は点数・偏差値を加算しています。
その上で、「A,B,C+例外の年齢・再婚」の4項目の4で割っています。
結果は、点数と偏差値は平均すると、かなり違う結果となりました。
偏差値に関しては「平均を考える」ことの意味・意義は、どの程度あるか、は人それぞれです。
いずれにしても、大山巌の立ち位置を考えると、平均偏差値70となりました。
「やや劣等生」である平均点50と比較すると、平均偏差値70は「かなり優秀」となりました。
「平均」の意味にもよりますが、この点に「点数と偏差値の違い」があります。



-100点や想定外のマイナスが
あるが・・・



やはり、大山巌参議・陸軍卿の
A,Bの評価は別格だな・・・



・・・・・
ここで、浩は「なんとなく納得」というよりも「なんとなく理解」することが出来ました。
咲子と大山巌が結婚する可能性、を。



あとは、咲子自身が
どう考えるか、だ・・・
あとは、当然ながら、咲子本人の意思が最重要です。



全ては、咲子の
意思に任せよう・・・



いいわ・・・
大山さんで・・・



咲子が良ければ、
良いし・・・



嫌っ!
薩摩は絶対に嫌っ!



咲子が拒否すれば、
それまで、だ・・・
そして、浩は、咲子に「大山巌との縁談」の話をするために、いよいよ向かう決意を固めました。
咲子のもとへ、と。
次回は上記リンクです。


