前回は「電球が光らない理由の説明とは〜「対称な部分」の電流は必ず同じ・出来るだけ獲得したい電気の問題・「主役は電圧」〜」の話でした。
「電流が流れている状態」はどう分かるか?:簡単に電流が分かる方法

前回は、「対称性を持つ回路の電流」の対称な部分の電流は必ず同じ話でした。
この「対称性を持つ回路の電流」は、一つ注意点があります。
それは、回路の構成だけでなく、電圧の掛け方も対称である必要があることです。
対称な回路の対称な位置の電流は必ず同じ(同一)
電圧の掛け方も対称である必要がある
回路が立体的な場合、例えば、「立方体の回路」であれば、「回路自体は対称」となります。
ここで、「電圧の掛け方」によって、「対称な辺の位置」が変わるので、注意が必要です。
目の前にある針金には「電流が流れている状態」です。
「電流が流れていること」は、どのようにすれば確認できますか。
必要な材料・機材等は全て自由に使えます。
出来るだけ短い時間に、簡単に電流の確認が出来る方法を簡潔に答えてください。
今回は、電流に関する理解の確認として、上のような問題を考えてみましょう。
色々な現象の類似点を楽しむ学び:磁場が引き起こす誘導電流

この問題は非常に抽象的で、「なぜ電流が流れているか?」が記載されていません。

電流が流れるためには、原則として電圧がかかっている必要があります。
ただし、中学以降の物理の範囲ですが、磁場による誘導電流という可能性もあります。
あるいは、蓄電池等で、電気またはエネルギーが蓄えられていたことが考えられます。
・電圧がかかっている
・磁場による誘導電流(中学以降の物理)
・蓄電池等で蓄えられていた電気またはエネルギーが放出
「電流の存在」を確認するには、最も簡単なのは「電流計で測定」かもしれません。
あるいは、「豆電球をつなげば光る」が多い答えと思います。
これらは、必要なものがあれば比較的短時間で出来ますが、「もっと簡単に、すぐに分かる」方法があります。
最後に、この「簡単に、すぐに分かる」方法を考えてみましょう。

電流が流れる向きに対して、「右ネジを回す方向」に磁場(磁力)が流れます。
中学受験の問題で、「電流を流したとき、方位磁針が向く方向」を答える問題があります。
この問題と同様に考えると、「方位磁針を電流に近づける」が最も簡易な方法となります。
A.針金の両端で電流計で測定すれば、流れている電流を検知して、測定可能なこと(2点)
B.針金の両端で豆電球と電線をつないで、小さな回路を作れば、豆電球が光ること(2点)
C.針金に方位磁針を近づければ、向きが変わること(3点)
今回は、3点満点で考えて、A,Bは正しいですが「Cより簡易性が劣る」ので2点です。
正しいので、3点でも良いですが、「出来るだけ短い時間」の点で、Cが良いです。

地球の自転は地軸で北を上とすると、右回りです。

地球の公転は、太陽を中心にして、およそ地軸の北側を上と考えると、同じ右回りです。

すると、電流の向きと地軸を同じ方向に考えると、磁場が流れる向きと自転・公転の向きは同じです。
このように、理科は色々な現象に似た傾向があるのが面白い点です。
「自分なりに気づいたこと・発見」を楽しみながら、勉強すると楽しくなって、成績も上がるでしょう。
