前回は「Wグループ中学志望の方へ 11」の話でした。
続いて、日々の演習の要点をしっかり学びましょう。
p14-17 要点の整理:食塩水・コップを描いて理解
比・割合の頻出問題がまとめられています。
順番を変えても良いので、全問やってみましょう。
買い物の問題とか、
よく分からなくなるよ・・・
まずは、状況をしっかり理解することが大事です。
「コップA、B、Cに食塩水が・・・」という問題なら、三つのコップを描いて食塩水を描くことが大事です。
そして、食塩水の量・濃度などの数字を描いてみましょう。
最初の状況をしっかり理解したら、食塩を混ぜたり、移動させるので、矢印で移動させる様子を描きましょう。
うん。こうすると分かる気がする。
でも時間かかるよ・・・
自分で勉強している時は、じっくり解くことを意識しましょう。
時間との勝負は、模試などでやってみましょう。
慣れれば、描かなくても良いです。
描かないで悩むよりは、時間が少しかかっても描いて考えた方が良いでしょう。
明くん、などは「明くん」とか「明」と書くか、まどろっこしいようでしたら、頭文字の「A」などにしましょう。
自分なりに略して、抽象化して状況を理解することは、大事です。
ここの問題は、しっかり理解して、解けなかった問題は復習しましょう。
p18 7月1日:棒グラフを描く
長いすに座る問題で、面白いです。
基本的なタイプですが、小学校の体育館を想像してみましょう。
こういう問題が、
なかなかわからなくて・・・
分からない時は、「長いすが20脚だったら、どうなるかな?」など、自分で状況を作って実験してみましょう。
「余ったら」足してみたり、図や棒グラフを描いて考えてみましょう。

p18 7月4日:具体例で具体的に考えて理解する姿勢
先ほどの問題に続いて、長いすの問題です。
今回は、具体的な数字ではなく、割合が出てくるところがポイントです。
15脚とか、30人とか具体的な
数字なら分かるけど・・・
割合ばかりだと、
よく分からないよ・・・
解法では、あっさりと解いていますが、長いすの数を①などとおいた方が、分かりやすいかも知れません。
こういう問題も、自分で「長いすが30脚だったら・・・」とか考えてみると、割合の意味がわかるでしょう。
抽象化するのも大事ですが、具体例で具体的に考えて理解する姿勢も大事です。
比の本質的なことが分かるので、しっかり理解しましょう。
p19 7月5日:順に・逆から考える
チョコレートとクッキーの問題で、よくあるタイプです。
少し問題文が長いですが、状況をしっかりと描いてみましょう。
色々やりとりしているので、分かりにくいですが、こういう問題は「順に考える」か「後から考える」がポイントです。
どこかの時点で出てくる比で、未知数を設定して、着実に解いてみましょう。
p22 7月13日:算数+理科のイメージ
ハイブリッド車を扱った、面白い問題です。
理科と算数が混ざった感じで、イメージしながら考えてみましょう。
こういう移動する問題は、線を引いて移動する場所を描いて、人や車が動く様子を描くことが大事です。
そして、まず「動くイメージ」をしっかり持ちましょう。
ご紹介した問題をしっかりと学びましょう。
他の問題が気になるようでしたら、他のグループの話を参考にしてください。