「早起き算数」で一日のスタートダッシュ〜学力アップで自信アップ・楽しいポジティブな気持ちで朝から学ぶ姿勢・親が子どもの横で一緒に学ぶ・子どもの学習状況を理解〜|中学受験

前回は「親も子どもと一緒に早起きの効果〜「早起き算数」で学力増強・親が一緒で安心する子ども・親も学びのきっかけに〜」の話でした。

目次

「早起き算数」で一日のスタートダッシュ:学力アップで自信アップ

新教育紀行
てんびん算の考え方(新教育紀行)

中学受験をする小学生は6年生になったら、ぜひ「早起き算数」をしましょう。

朝から算数をしっかり学んで、スタートダッシュするイメージです。

よしっ!
今日は、この間のテストの復習だ!

このように朝からしっかりした学びを積み重ねると、算数はどんどん出来るようになるでしょう。

だんだん、図形問題が
分かるようになってきたぞ!

最近は、速さの問題が
解けるようになってきた!

毎朝、一生懸命算数を学んでみると、それぞれの子どもなりに「思考の軸」が出来てゆくでしょう。

「思考の軸」をつくる姿勢

・分野ごとに共通する「考え方=思考の軸」を考える

・問題ごとのバリエーションの違いは「同じ」と考えられる思考力育成

少しずつ、

この問題は、
こういうことかな・・・

と問題のコツが掴めるようになるでしょう。

理科・社会・国語と比較して、「出来る」か「出来ない」かが明確な算数。

他の科目と比較すると、「頭が良い・良くない」が成績に直結するように感じられます。

ところが、高校以降の数学は別として、小学校の算数では「センス」は大して関係ないでしょう。

また、
出来なかった・・・

算数は出来ないとテンションが一気に下がり、苦手意識が出てくることがあります。

毎朝しっかり、着実に算数を学んで「算数の学力アップ」が「自信アップ」につながると良いでしょう。

楽しい・ポジティブな気持ちで朝から学ぶ姿勢

新教育紀行
武蔵中学・高校のかつての校舎・物理実験室(新教育紀行)

中学受験の小学校6年生は夏休み以降からは、子ども・親共に、かなりテンションが高まってゆきます。

そして、親は模試の合格判定などを見て、

息子・娘の点数(偏差値)を、
上げなければ!

と意気込むようになります。

もっと合格判定を
よくしなければ!

模試の合格判定が厳しい時、あまり良くない時は、親の方がヒートアップしてしまうこともあるでしょう。

とにかく、
もっと頑張れ!

と子どもに「ハッパかける」こともありますが、子どもは大変です。

一生懸命
頑張っているんだけどな・・・

どうしても、偏差値や合格判定という結果が常についてまわる受験。

受験生たちは、大変な思いをします。

偏差値という「1単位」の数字は、非常に分かりやすく感じるので、

この間の模試は
偏差値61で・・・

今回は、偏差値59に
なったから、2も下がった・・・

と感じる受験生もいるでしょう。

偏差値は母集団によって大きく変わり、意外と当てにならない側面があります。

適度な緊張感を持つことは良いですが、あまり朝から「頑張りすぎない」のが良いでしょう。

様々な分野のたくさんの事を学んでゆく事をポジティブに考えましょう。

子ども自身に「自分が行きたい志望校に登校すること」をイメージしてもらいましょう。

おしっ!
A中学に行くぞ!

憧れの
B中学に早く行きたい!

そして、楽しい気持ちで勉強に向かってもらいましょう。

親が子どもの横で一緒に学ぶ:子どもの学習状況を理解

新教育紀行
日の出:五島(新教育紀行)

子どもと一緒に勉強してみると、子どもが「何が得意か」「何が不得意か」がよく分かります。

例えば、

私は算数があまり得意でないから、
よくわからない・・・

と言う親もいらっしゃるかもしれません。

一緒に子どもと早起きして一緒に机に向かってみて、子どもが「何に悩んでいるのか」を知りましょう。

「一緒に悩んで、一緒に考える」のが「よく分からない」と負担かもしれません。

その場合は、子どもが勉強しているのをそばで見ていてあげるだけでも良いでしょう。

子どもも安心するでしょうし、「どういう問題や分野が苦手か」が「何となくわかる」と思います。

ああ・・・
この辺りが苦手なんだな・・・

子どもは得意科目・分野は自分でやれると思いますが、苦手分野は、大人もため息が出るものです。

はあ〜・・・
難しいな・・・

子どもが困った顔をしていたら、元気付けてあげましょう。

そして、「できているところ」を出来るだけ見つけてあげて、褒めてあげましょう。

ここは出来ているから、
考えてみたら出来るよ。

新小学校6年生ともなると、ある程度学力の差が出てきます。

そして、

あの子があんなにテストが出来るのは、
僕より頭が良いんだ・・・

と、子どもはついつい「誤解して」しまいます。

「テストの点数・出来」というのは「頭の良し悪し」とは、「ほとんど関係ない」のです。

勉強は、ある程度積み重ねて、自分で考えて「ポイントをはっきり理解する」ことが大事です。

テストの点数は、単なる「一つの結果」です。

子どもと一緒に早起きして、一緒に考えて、子どもを励ましてあげましょう。

子どものモチベーションが上がり、成績も上がるでしょう。

新教育紀行

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