公式を理解して成績アップ〜かっ車の動きを実験・観察する・実験を楽しむ姿勢・実験は貴重な機会・疑似体験から生まれる「学ぶ楽しみ」・実体験と疑似体験〜|中学受験・理科・社会

前回は「理科の学力アップ・成績アップのコツ〜動くモノが2つ以上ある時・大きく描くとだんだん分かる〜」の話でした。

目次

公式を理解して成績アップ:かっ車の動きを実験・観察する

定かっ車の考え方(新教育紀行)

定かっ車・動かっ車のおもりの動きを描いて、重さと長さを考えました。

「かっ車が固定されている」定かっ車は、比較的分かりやすいですが、

動かっ車は
かっ車が動くから、難しい・・・

動かっ車の考え方(新教育紀行)

「かっ車が動く」ために、描くのが難しい動かっ車。

動かっ車一つならば、描きやすいですが、動かっ車が2つ以上あると、

こっちが動かっ車が、こう動いて、
こっちの動かっ車は・・・

混乱して、
分からなくなってしまう・・・

とても難しくなってしまいます。

そこで、かっ車の個数やひも(糸)の本数で「公式化する考え方」があります。

この「個数・本数で公式」は、問題を早く解けるので良い面があります。

一方で、応用問題・実験問題等になると、

そもそも、
かっ車って、どう動くのかな?

と感じて、分からなくなることがあるでしょう。

そのためには、「かっ車の動き」を一度しっかり実験する・観察すると良いでしょう。

一度で良いので「実際に実験して観察する」と、

あっ、かっ車って、
こう動くんだ・・・

というイメージが湧くので、「公式を理解できる」ようになるでしょう。

実験を楽しむ姿勢:実験は貴重な機会

ばね・てこの考え方(新教育紀行)

かっ車は自宅で用意するのが難しいので、学校などで実験をする機会があると最も良いのです。

バネ・てこも「棒とバネを用意する」のは出来ますが、実際に実験しようとすると、

どうやって、
天井からバネを吊り下げたら良いのかな?

2本のバネを
しっかり水平に固定するのが難しそう・・・

絵で描くのは、比較的簡単ですが、「実際に状況を作る」のは難しいです。

そこで、学校などで実験する機会があったら、これまで以上に楽しみながら、

一生懸命実験を
楽しんで・・・

理科を
得意になろう!

と考えながら、やってみましょう。

テキスト・参考書などで勉強するのは、自宅でも出来ます。

ところが、実験するのは「とても大変なこと」なので、貴重な機会と考えましょう。

実験って、面倒だなと
思うことがあったけど・・・

確かに自分の家でやるのは、
無理そうだから、これからはもっと楽しむ!

電気なども、たくさん実験すると良いですが、学校の実験の授業等も限度があります。

そこで、「一つで良いから、しっかり実験しよう」と考えましょう。

回路の基本(新教育紀行)

電気でもかっ車でも、「一つの実験をしっかり理解する」と、他の場合は動画などでも分かるでしょう。

そして、そのイメージを大事にして、実際に自分で描いてみると良いでしょう。

疑似体験から生まれる「学ぶ楽しみ」:映画・学習まんが

明治維新の立役者たち:左上から時計回りに木戸孝允、岩倉具視、大久保利通、西郷隆盛(Wikipedia)

社会は、歴史でも地理でも「実体験する」のは難しいです。

歴史は、大河ドラマなどで「疑似体験」出来ますが、時間がかかりすぎるので、受験向けではないでしょう。

中学生〜高校生が趣味を兼ねて、大河ドラマなどを観るのは、とても良いことです。

中高生の時に、織田信長などの大河ドラマ・正月の歴史ドラマ・映画を観ました。

これら映像作品を観ることは、テストの点数には、なかなか直結しない傾向があります。

点数に直結はしませんが、興味を喚起する点においては、非常に良いです。

興味が喚起されると、

あっ、ここ
少し面白いかも・・・

「学ぶ楽しみ」が生まれるでしょう。

小学生にとって、歴史を「疑似体験して、楽しく学ぶ」のが学習マンガの良いところです。

マンガで、西郷隆盛と大久保利通が喧嘩していたら、

あ、二人が
喧嘩してるよ・・・

と、彼らが喧嘩している雰囲気をイメージしながら、読んでみましょう。

すると、様々な歴史の流れが楽しくなり、「自然と」頭に入ってゆきます。

実体験と疑似体験

電気・電流の考え方:電熱線の抵抗(新教育紀行)

考えるのも楽しいですが、「体験すること」は非常に大事です。

体験が積み重なると、イメージすることが出来るようになります。

上の例のように、「電気・電流の考え方」などで様々な絵や図で説明があります。

これらを「実際に見る」のは、非常に難しいことで、高度な実験機器等必要な場合があります。

そして、「流れる電流を見る」のは、何らかの手段で「電流を可視化」しない限り、難しいです。

そこで、「見える・体験できる」実験や学習まんがのイメージも大事にしましょう。

実体験していると、疑似体験やイメージが生まれやすいでしょう。

そのため、頭の良し悪しよりも経験が大事です。

まずは、どんどん体験・経験して、実験してみましょう。

未就学児〜小学校低学年は、ちょっとした実験も良いでしょう。

どこかへ行ってみるのも良いでしょう。

算数・理科は、「暗記」や「解法をストック」する方法で「テストの点数が上がる」場合もあります。

定められた時間内で「出来るだけ沢山・確実に答える」形式の試験。

実際には、その方が効率が良い面があるかもしれません。

もう少し「思考力をはかる」試験が望ましいですが、時間制限などで、限度があるでしょう。

そのため、「決まった時間内で」では「パッとわかる」効率も大事です。

中学受験・高校受験・大学受験においては、思考力を磨きながら、即戦力を身につける姿勢が良いです。

長期的視野に立った時、「考える姿勢」の方が望ましいのは明らかです。

テストで高得点を獲得するために、「考える姿勢を堅持しながら、テストの点数をアップ」が最も良いでしょう。

実験や体験を楽しみながら学んで、テストの点数も上げましょう。

新教育紀行

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