自宅でロケット飛ばす体験 8〜万全期す姿勢・失敗から成功へ・再度発射・「出来なかった理由」を明らかにして次へ活かす〜|学研の科学

前回は「自宅でロケット飛ばす体験 7〜失敗を糧にする姿勢・慎重にチェック・必要な量を検証・少し過大にしてみる・同じ失敗を繰り返さない姿勢〜」の話でした。

目次

万全期す姿勢:失敗から成功へ

二回目の発射に向けて、万全期します。

今回は、間違いないように
しっかりやろう!

うん。
そうする!

ブクブク
ブクブク・・・

今回は、たくさんの気体を発生させます。

たくさん出せば、
上手くいくかな?

気体は多い方が、
飛びそうだね。

ロケット発射のために「必要な溜める気体の量」が具体的にラインで示されています。

その「必要な量」の水準を上まった気体をためましたが、前回は失敗してしまいました。

そこで、「必要な溜める気体の量」を上回る量をためて、万全期したいと思いました。

こういう量は「多ければ多いほど良い」訳ではありません。

今回の「溜める気体」は、「ロケット発射の原動力」となるので、多めくらいでも良いと考えました。

ロケット下部の試験管に、たくさんの気体が溜まりました。

十分溜まって
きたね。

この気体に着火して、ロケットを発射します。

ということは、「気体が多い方がロケットが遠くまで飛ぶ」ことになります。

だいぶ溜まってきました。

再度発射

いよいよ、発射です。

発射ボタン
押してみて。

飛ぶかな?

ちょっと不安そうな子ども。

実は、僕自身も、

大丈夫
かな?

とちょっと不安ですが、万全期したのでやってみるしましょう。

行くよ!

ボン!

という大きな音がして、ロケットが発射しました!

飛んだね!

子どもは、とても嬉しそうです。

「やったら出来る」と思えることは、非常に大事なことです。

もう一回
やってみるね!

またセットして、電気分解を始めました。

ブクブク
ブクブク・・・

そして、

もう一回
飛ばすね!

今度は
大丈夫だよ。

無事、飛びました。

一度成功すると、コツがわかってきます。

そして、

さっき出来たから、
今度も出来るはず!

と自信を持てることも大事です。

最初に失敗した理由は、着火等の問題がなかったので、「気体が不足していた」ことかもしれません。

教材の本に書いてある通りの、気体の量にしましたが、上手く行きませんでした。

他に理由があったかもしれません。

「出来なかった理由」を明らかにして次へ活かす

「上手くゆかなかった理由」や「出来なかった理由」は、出来るだけ明らかにして次に活かす・繋げる姿勢が大事です。

実験は、なかなか「上手くゆかない理由」が、ハッキリしないことが多いです。

一方で、算数や理科の問題で「出来なかった理由」は、明らかであることが多いです。

中学受験・高校受験・大学受験、あるいは資格試験でも「模試で出来なかった問題」はしっかり習得しましょう。

「全く同じ問題」が出題されることはなくても、「類題が出る」可能性は十分にあります。

また、「類題」でなくても、その問題の考え方をしっかりマスターすると、他の問題にも応用がききます。

「出来なかったこと・問題」をしっかり習得して、次回は、

今度は
絶対大丈夫!

と考える姿勢。

この姿勢一つで、学力が大きく伸びるでしょう。

とても面白い実験だった、新しい「学研の科学」。

学研の科学(学習研究社)

子どもと理科実験するには、非常に良いので、ぜひお手に取ってみてください。

次号も期待です。

新教育紀行

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