文章題を考えるコツ 〜整数問題と・果物や箱を描いてイメージ・状況をしっかり把握・問題 7〜|中学受験・算数実践18

前回は「文章題をじっくり考えて得意になる〜整数問題のポイント・約数と倍数を同時に考える・整数問題必勝法・約数・倍数に着目・問題 6解法B〜」の話でした。

オリジナル文章題7を考えてみましょう。

類題は、あるでしょう。

目次

整数問題と奇数・偶数・倍数:問題 7

りんご、みかん、かきが何個かずつあり、個数の比は8 : 9 : 12です。

これらの果物をまとめて、1箱60個入りの箱に入れます。

最後の箱には、全て詰めるとは限りません。

下記問題に答えてください。(1)、(2)は別々です。

(1) 箱は6箱必要で、みかんの個数は奇数でした。

  それぞれの個数を求めてください。

(2) それぞれの果物に同じ個数ずつ足したら、

  みかんの個数と全ての個数の比は6 : 19になりました。

  この時、全ての果物を入れる箱は9箱必要で、足した後の個数は全て偶数でした。

  足した後の、それぞれの個数を求めてください。(オリジナル問題)

果物や箱を描いてイメージ:状況をしっかり把握

りんご、みかん、かきと箱が登場します。

これは分かりやすいから、
すぐ出来そう!

「すぐ分かる」ことでも、簡単な果物や箱を描くことは効果的です。

走り書きで良いので、ササっと描いてみましょう。

りんご、みかん、かきと箱くらい、
描かなくても分かるよ!

てんびん算の考え方(新教育紀行)

「食塩水を混ぜる」などの少し複雑な文章題の時は、「簡単に描いて整理する」ことは大事です。

確かに、複雑な時は、
簡単に整理した方がいいけどさ・・・

「簡単に分かる」時は、
書かなくてもいいんじゃない?

時間がもったいない
気もするけど・・・

それぞれの方の算数の学力にもよりますが、「簡単に描いて状況を把握する」と問題が解きやすいです。

ぜひ、日頃の勉強でも「描く・書く」をやってみましょう。

次回、解法をお知らせ致します。

新教育紀行

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