学力・成績アップのおすすめ勉強法〜問題文と「にらめっこ」ではなく手を動かす・ノートや紙に書く・描くこと・試験でも同じように・計算やプロセスを書いて・描いて理解・手を動かして暗記・選択肢の問題を考える・合理的思考〜|中学受験・算数・理科

前回は「実験問題攻略法 9〜コツと解き方:現象を写す鏡=グラフ・グラフと現象を行き来する〜」の話でした。

目次

問題文と「にらめっこ」ではなく手を動かす

実験問題(新教育紀行)

今回は「問題文とにらめっこではなく、手を動かす」の話です。

理科の実験問題では、「問題文を読んで解く」よりも「実際に実験しているイメージ」が大事です。

実験問題(新教育紀行)

問題などを解く際、僕が手書きで書いた解法をご紹介しています。

手書きのままご紹介している理由の一つは、「こんな感じで描いてみる」という具体例です。

ビーカーの絵でしたら、定規を使ってビシッとした直線を描いた方が見やすいでしょう。

あえてフリーハンドで、サッと書いています。

線が少し曲がっていても、良いのです。

細かいことは考えすぎずに、ビーカーや箱などが登場したら、書いて・描いてみましょう。

小学校などで実験をした経験を活かして、問題を考えて解く姿勢です。

このように「具体的にイメージする」ためには、自分で書く・描くのが最も近道でしょう。

ノートや紙に書く・描くこと:試験でも同じように

実験問題(新教育紀行)

塾などの解説を聞いた際に、ノートに書いていると思います。

実際の試験・模試の時も、このように手を動かしてみましょう。

僕の描いた絵を見てもらって、

この程度の
ラフな感じでいいんだ。

これだったら、
私も描ける!

と感じてください。

綺麗に描く必要はありません。

「綺麗な方が良い」のは事実です。

絵でも字でも綺麗な方が読みやすいですし、採点者から見れば、

きれいな、丁寧な
字の方が読みやすい・・・

と考えるでしょう。

一方で、採点者は「時間制限のある試験」であることは、十分理解しています。

多少、上手でない字であったり、走り書きであっても、

もう少し
丁寧な字の方が読みやすいけど・・・

時間制限があるんだから、
それは仕方のないこと・・・

と割り切って、書いてあることは一生懸命読んでくれるでしょう。

日頃から、そのようにノートや紙に書く・描く姿勢を身につけていることが大事です。

そうすれば、試験でも

いつもノートに書いているのと同じように、
答案用紙に書こう!

「同じように」できるでしょう。

計算やプロセスを書いて・描いて理解

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グラフの問題で「傾き」を計算する際に、割り算をしない方法をご紹介しました。

「分母を揃えて、分子を比較する」考え方です。

これは、分母が分かりやすい関係(1.5倍、2倍など)でなければ、パッと出ないかもしれません。

このような、大雑把な把握は大事です。

算数・理科では「大体の見当をつける」ことも大事です。

合理的で計算ミスも少なく、時間も少なくなります。

こういうことも「目で追って、分かった気になる」のでなく、きちんと「自分で書いて」みましょう。

算数でも理科でも、

これは、
どういうことだろう・・・

これは、どこが
ポイントなのかな?

と、問題文とにらめっこしても、なかなか進まないことが多いです。

にらめっこしている時間があったら、どんどん手を動かしてみましょう。

手を動かして考えているうちに、

あっ、
ここが問題を解く鍵じゃないかな!

ここに補助線をこう
引いたら良い気がする!

手を動かすと「問題を解くキッカケをつかめる」可能性が飛躍的に高まるでしょう。

手を動かして暗記・選択肢の問題を考える:合理的思考

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社会の選択問題では、具体的に選択肢を詰めてゆく例をお話ししました。

「正しいもの」でも「誤っているもの」でも、

これだ!

と分かれば一番良いです。

ところが、なかなかそうもいかない場合も多いです。

出題者側は、

すぐにわかったら、
選択肢問題の意味がない・・・

多くの方が出来てしまっても、多くの方が出来なくても試験問題としては、イマイチです。

「学力に応じて、適切な点差がつくような試験」が最も良いのです。

そこで、出題者は、

少し迷うように、
ここの部分は工夫しよう・・・

と考えて、暗記・選択肢の問題を「少しひねる」ことがあります。

「正しいもの」を選ぶということは、
まずは「間違っている」のを消去!

その時はキーワード等を確認して自分の知識と照らし合わせて、答えを絞ってゆきましょう。

着実に答えを見つけてゆくので、正答率は上がるでしょう。

日頃、学ぶときは、これらのことをノートに描いても良いでしょう。

あるいは、本番の試験を意識してコピー用紙のような紙に描いてみても良いでしょう。

問題を解く時、

本番・模試でも
こうやってみよう!

とイメージしながら描いたり、書いてみましょう。

試験本番でも「いつも通り」で、きちんと着実に得点をあげて、合格へしっかりと近づきましょう。

新教育紀行

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